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どこまで年齢に抗えるか戦う

アラフォー独身、天涯孤独、引きこもりのメンヘラBBAのつぶやきです。

恩師⑦ 感謝と尊敬

Aさんが本店から去り、新しい店長と私は馴染めなかった。根っからの人見知り+どうしてもAさんと比べてしまって、馴染まなかったと言った方が正しいかもしれない。

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私は業務中はなるべくAさんのことは考えないようにしていたが、1人部屋に帰ると泣いてばかりいた。心にAさんがいるってわかっていても、やっぱり淋しかった。

そんなとき、新しい店長が上層部へ私のクレームを入れた。

社長の奥さんが私に準社員降格を告げに来た。

信じられなかった。パートさん達も店長より私を頼りにしてくれていたのに、上には逆らえる訳がない。

私は退職を考えはじめた。

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Aさんから連絡があったのはその頃だ。

Aさんは上層部に怒り心頭だった。

『お前が降格なんて絶対あり得ない』一緒に泣いてくれた。

『お前はどこでも通用する。俺が育てたんだから間違いない。だからこんな会社辞めろ』

Aさんに背中を押された。

私は退職を決めた。

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パートさん達が送別会を開いてくれた。たった2年弱しか在籍していなかったのに凄く嬉しかった。

一次会は居酒屋で晩ご飯、二次会はカラオケ店へ行った。

私は最後に山口百恵サヨナラの向こう側を歌った。

すると、普段は一番厳しかったパートさんがうっすら涙を浮かべていた。一番仲の良かったパートさんは号泣していた。

私もつられて号泣した。

Aさんだけじゃない。パートさん達にも恵まれていた。本当に本当に感謝している。

一番仲の良かったパートさんは、今でも年賀状のやり取りが続いている。

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私は地元に戻り、Aさんのツテでバイトが決まった。Aさんは中途採用で、元々は大手のスーパーのバイヤーだったそうだ。


あれからもう15年くらい経つ。

私の心には、まだAさんがいる。

一生大好きで、一生一番尊敬する人だ。

Aさんは、本店のある地域に戻り、上層部の人間になったと風の噂で聞いた。

Aさんの心に私は少しでも残っているかな❓

Aさんと過ごした1年半は私の貴重な財産。

たぶんこの先もずっと私の一番好きな人で、尊敬する人だ。

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恩師⑥ 突然の別れ

2年目の秋、本店から遠く離れた土地に新店舗を出店することになった。

その店長にAさんが選ばれ、Aさんは遠くへ引っ越すことになった。

公になる前にAさんから告げられた。

車の中でだ。

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『お前、俺のこと忘れろ』

『どうしてですか❓無理です』

『俺、異動になる。◯◯だ。だから俺のこと忘れろ』

『何でAさんなんですか❓嫌です。◯◯へ行ってもずっと好きです』

もう泣きっぱなしだった。普段はクールなAさんも泣いてた。

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『俺のこと好きか❓』

『好きです。ずっと大好きです』

『俺もお前のこと好きだ。俺の心にはお前がいつもいる。だからお前の心にも俺がいつもいるから大丈夫だな』

2人とも涙でいっぱいだった。

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Aさんが引っ越すまでの1ヶ月、引き継ぎで別の店舗の店長が来た。意地悪パート姉の彼氏らしい。

Aさんは新店舗の教育計画などの業務と引越しの準備が忙しく、殆ど本店には顔を出さなくなった。

突然アパートに寄ってくれたときは本当に嬉しかった。

『お前の顔が見たかった』

そう言って頭を撫でてくれるだけで幸せだった。

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とうとうAさんが本店勤務最後の日が来た。泣かないと決めていた。

Aさんは普通に帰るように本店を後にした。

私は最後まで泣かないでいられた。

姿が見えなくなってから休憩を取り、車の中で思い切り泣いた。

私に自信を与えてくれたAさん。大丈夫、私の心にはAさんがいる。

当時はそう思っていた。

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新しい店長はAさんとは全く逆のタイプでパートさんの尻に敷かれるような店長だった。引き継ぎした通りにやらないでミスすることも多かった。はっきり言って見下してた。

私が甘かった。

恩師⑤ 暗黙の公認

本店勤務へ戻ってからは、Aさんと私は暗黙の公認の仲になっていた。Aさんはどうだったかわからないけど、私は嬉しかった。重役の方々も『蝦名にはAがいるから大丈夫だよな』と、からかうように言ってきたりしたけど、それさえも嬉しかった。

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Aさんはパートさんに対しても厳しかったので、敵が多かった。

休憩中には聞きたくないAさんの悪口をたくさん聞かされた。

『えびちゃんから何とかAさんに言ってよ』とか無茶なことも言われた。

業務中はパートさんも私も同じ部下なのだ。パートさんの愚痴を伝えられる訳がない。

『無理ですよ〜。Aさん私にはもっと怖いですから〜』ヘラヘラしながら相槌を打ってごまかした。

Aさんがこんなに嫌われてることがショックだった。

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その頃私は、店舗を1人でまわせるくらいに成長していた。クレーム処理、人時生産性の計算、閉店業務の割り振り、ほとんど私がやっていた。

クレーム処理が上手く出来たときは凄く褒められた。嬉しかった。

この笑顔のためなら何でも頑張れると思った。

毎日一緒に過ごした。体の関係は一切なかった。

私のアパートで仕事の話をして、いわゆる反省会をした。

帰りがけにギュッてしてくれた。

それだけで満足だった。

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この時間が一生続けばいいと思った。このときは続くと思っていた。

恩師④ スーパーヒーロー

私の異動は別の店舗になった。

ただ、その店舗へ通勤するためには運転免許が必要だった。

運転免許を取得するまでの間は一緒の店舗で働けた。

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入社して1年弱、初めてAさん以外の店長の下で働くことになった。

その店舗には意地悪なパートさん姉妹とベテランフリーター( 女性 )がいて、店長は実質名前だけの店長だった。

本店からの異動( 私は本店勤務だった)というだけで、目の敵にされた。

出社したら、名指しの公開処刑文書が置いてあった。

『ちゃんと◯◯して下さい‼️』

以後気をつけますと、パート姉へ謝罪した。涙はぐっと堪えた。

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別の日、店長からパートさんの言うこと聞いて、と言われた。

私が全然仕事をしないとパートさんが店長へ直訴したらしい。

パートさんがやる作業を私がやったら、パートさんは何をするの❓と思ったが、ここは郷に入っては郷に従えで、意地悪パートさんの作業を休憩返上でやった。パートさんは10分に1度はタバコ休憩を取っていたが、店長は見て見ぬ振りだった。

我慢も限界にきていた次の日、また公開処刑文書が置かれていた。

堪らずAさんに相談した。

Aさんはその頃、地区全体を仕切るエリアマネージャーのような存在になっていた。

私が受けていた数々の処遇は、すぐに社長へ報告された。

店舗ミーティングが開かれた。

Aさんは冷静だったが、意地悪パート姉妹に対しては論破しまくりだった。

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また私は泣いてしまって、意地悪パート姉から『そうやってすぐ泣けば済むと思って‼️』と言い返されてしまった。その通りだった。

でもAさんが『蝦名から意見する権利を奪ったのはあなた達だろ💢』と一喝。『蝦名はよくやってるよ。社長も評価してる。あなた達、バレてないとでも思ってるの❓』

タバコ休憩や公開処刑文書の件で、私は本店へ戻ることになった。

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『俺が守るって言ったべ。俺は約束守ったから、お前も自分に自信を持つって約束守れよ。俺がいる限り、お前のことは全力で守る。わかったな❓』

どんな芸能人も敵わないほど、Aさんは私のスーパーヒーローだった。


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ミーティングのときの厳しい顔から一転、いつもの優しい笑顔で慰めてくれた。本当に幸せだった。




恩師③ 『俺がお前を守る』

夏にちょっとした事件があった。

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その日はAさんがお休みで、私が店舗の鍵を閉める日だった。

部署の違うBさんが送ってくれることになっていた。

免許を持っていなかった私は、いつもはAさんに送ってもらい、Aさんがお休みの日は、別の誰かに送ってもらうように社長から言われていた。

するとBさんが『バーベキューやってるから行こうよ』と、無理やり連れて行かれた。閉店後だから深夜近くだ。他店のスタッフや元スタッフもいて、人見知りな私は退屈でしょうがなかった。

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疲れていたのでテントで寝ていたら、他店のスタッフがいきなり後ろから抱きついてきた。『やめて下さい』怖くてあまり大きな声では言えなかった。

未遂に終わったけど、怖くて怖くてたまらなかった。

誰にも言えなかった。

秋になって、私に異動の話が来た。未遂に終わったヤツのいる店舗だった。

初めてAさんに相談した。Aさんは激怒した。『何ですぐ言わなかった❓待ってろ。俺が懲らしめてやる』

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Aさんは社長に私の被害を報告した。

社内でも一部の人間しか知らないように配慮もしてくれた。

ヤツとヤツの父親が呼ばれた。

ヤツの父親は『何で今更被害届だなんて…』と頭を抱えていた。

Aさんは極めて冷静に、私が息子さんの勤めている店舗へ異動の話があるからと伝え、『抵抗出来ない女性を力づくでどうにかしようとするなんて、蝦名が届けを出したら息子さんは犯罪者ですよ』と語気強めに言い放った。私は泣いてるだけで、何も出来なかった。

結局ヤツは退職した。

『今度からは何かあったらすぐ俺に言えよ。お前のことは俺が守るから。お前も俺から離れるな。わかったか❓』

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泣きながら何度も頷いた。

Aさんは、また優しい笑顔だった。

恩師② 『自信を持て』

Aさんとの交際が始まって、指導はますます厳しくなった。正直ヘコんだ。泣く日も多かった。

このままフェードアウトしちゃうのかなぁって思った。

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ある日、自宅に帰ってメモ書きを清書していたら、インターホンが鳴った。Aさんだった。『今日は言い過ぎた。悪かった』ってお菓子を買ってきてくれた。

数時間前までの厳しさが嘘のように、優しい笑顔だった。一気に回復した。

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『でもお前、何でいつもおどおどしてるの❓もっと自信持て』

『私なんて全然ダメですよ』

『私なんてとか言うな。俺が好きになったのがお前なんだから。お前、俺のこと尊敬してるんだべ❓俺がお前を好きなの。だから自信持て』

涙が出るほど嬉しかった。

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人生で初めて自分のことが好きになった。

恩師① 出会い

私には一生忘れられない恩師がいます。

4年間のキャンパスライフを終え、教員免許を取得したものの採用試験に落ち民間企業へ就職。

道内ローカルの飲食店。ギリギリ駆け込みで就職が決まった。

でもそこで運命の出会いが待っていた。

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卒業式を終え、引越しをして、社会人1年目。まだ私は少し学生気分が残っていたのかもしれない。

とにかく笑顔の絶えない明るいコだった。今では想像もできない。


合同入社式❓が市内であったので、重役の方に連れられて参加した。

出会いはその後だった。

『あなたの教育係のAさん。これから業務はAさんに教わって下さい』と入社式をご一緒した重役の方から言われた。

Aさんはとても厳しい人だった。

99.5%は叱られた。

ほとんど毎日泣いてばかりいた。

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でも残りの0.5%はとても優しかった。叱られたことなんて忘れるくらい優しかった。

Aさんの指導はいつも正しい。

整理整頓をすること。

作業を中途半端にしないこと。

メモを取って覚えること。

人間として当たり前のことが出来ていなかった。叱られて当然だった。

今の私があるのはAさんの指導のおかげだと言っても過言ではない。

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Aさんは既婚者だったが、私は好きになった。完全な片想いだと思った。

ある日、Aさんが営業終了後に私のアパートに遊びに来た。

私はAさんに好意を持っているので嬉しかった。

少しお酒も入ってたいたのでAさんもハメを外して口説きモードになった。

『私、Aさんのこと、本当に好きなんで困ります』

Aさんとは何もなかった。

でも『俺もお前のこと好きだぞ。じゃなかったら家まで来ないべや』と言ってくれた。

この言葉だけで十分だった。

私とAさんの内緒の交際が始まった。f:id:syachou-NEKO:20161030041953j:plain